【Uber Eats】「近くに配達パートナーがいません」の裏事情と対処法

「あー飯作るのめんどくせ〜。Uber  Eats使お」

 

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と思いアプリを立ち上げるも、

 

”近くに配達パートナーがいません”

 

と言う表示が。

 

「は?!注文できねーじゃん!?ふざけんなよ!!」

 

このようになった経験はないだろうか。

 

この表示をみた瞬間の言いようのない腹立たしさは尋常ではない。

 

「ってか、配達員がいないなんてことありえないだろ!」

 

そう思ったあなたに、今日は”近くに配達パートナーがーいません”の意味について、現役のUber  Eats配達員であり、配達回数6700回のベテランUber Eats配達員の私が詳しく解説していこうと思う。

 

・近くに配達員がいませんとはどんな状態?

 

「近くに配達員がいないなんてあり得ねーだろ!」

 

その意見は正しい。

 

こんなにもUber  Eatsが流行り出している今、あなたの近くに配達員がいないなんてことはあり得ない。

 

間違いなく配達員はいる。

 

では、なぜそのような表示が出るのか。

 

理由はただ1つ。

 

オーダー数に対して配達員が少なすぎる

 

からだ。

 

配達員が一人しかいなかったと仮定しよう。

 

私は自転車で稼働しているが、自転車ならショートの配達はどんなに頑張っても5件、ロングなら3件が限界だ。

 

それに対してオーダーが20件溜まっていたら、全てさばくのに、全てショートであっても4時間はかかる。

 

その間にもどんどんオーダーはたまるわけで、後になればなるほど待ち時間はどんどん伸びていくことになる。

 

まぁ、あくまでもこれは仮定の設定であるが、要は、AIが「この配達員の人数に対してこのオーダー数だとお客を長時間待たせることになる」と判断した場合は”配達員がいません”となるわけだ。

 

クレーム対策の一種と捉えることもできるだろう。

 

ちなみに、どれくらいお客が待つことになるとAIがそのような判断を下すのかと言うと、基本的に、オーダーは受けてから1時間以上経過すると自動的にキャンセルされることから、恐らく1時間が一つの目安となるだろう。

 

 

 

・配達員<オーダー数になるのはどんな時?

 

では、配達員の数をオーダー数が上回るのは一体どのような時なのか。

 

それは以下の2つ場合だ。

 

1 悪天候

 

雨、雪、強風などの天候が悪い日はみんな家にいたい。

 

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「外出るのだるいし・・・」となればUber  Eatsの需要は圧倒的に増える。 

 

同様に、配達員も悪天候の日は家にいたいから稼働率が圧倒的に下がる。

 

すると、配達員の数をオーダー数が圧倒的に上回ることになる。

 

 

2 時間帯

 

Uber  Eatsが一番混み合うのは昼の場合11:30〜14:00、夜は17:30〜20:00だ。

 

この時間帯も配達員をオーダー数が上回りやすい。

 

この時間帯に加え、悪天候であればほぼ確実に配達員<オーダー数となる。

 

また、給料日やボーナス支給日という条件が加わった時もそうなりやすい傾向がある。

 

・”配達員が近くにいません”が出た時の対処法は?

 

「俺は今どうしてもこれが食べたいんだ!配達員が近くにいなくてもどうにかして頼める方法はないのか?!」

 

と必死な人もいるだろう。

 

その方法は、、、

 

 

 

 

ない。

 

オーダーが引け、配達員が空くまで待つ以外にない。

 

 もちろん、オーダーがいつ可能になるかなんてわからない。

 

30分後かもしれないし、1時間後かもしれない。

 

どうしても今すぐがいいと言う人は、他社のデリバリーシステムを使う以外に手はないだろう。

 

 

・安心するのはまだ早い!頼んだのに届かない謎。

 

さっきまで「配達員が見つかりません」だったのに、ふと見直すとその表記が消えている。

 

「今だ!」とばかりにオーダーを入れ、注文が受理されて一安心。

 

と言うそこのあなた、甘い。

 

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混み合っている状況であれば、たとえ注文が受理されても”配達員が見つかりませんでした”と言う理由で届けてもらえずキャンセルされてしまうことがある。

 

この例に当てはまる確率が高いのは以下の2つに該当する場合だ。

 

1 遠方に住んでいる

 

配達員はオーダーを受けた際に事前に配達先を確認できる仕様になっている。

 

更に、新料金システムになってからはショートを大量に回った方が圧倒的に稼ぎやすく なったため、余程頭の悪い配達員以外は遠方への配達へは行かない。

 

そのため、オーダーがたらい回しになり、結局配達員が見つからずに注文から1時間以上経ってしまいキャンセルなんてことはしょっちゅうある話だ。

 

2 現金払いにしている

 

ヤマト運輸や佐川急便など違い、Uber  Eatsの配達員は全員が現金払いを受け付けてくれるわけではない。

 

むしろ、現金払いに対応してくれるUber  Eats配達員の方が少ない。

 

現金払いにした場合、現金払いに対応している配達員が見つからなければ配達されずに規定時間が過ぎ、オーダーがキャンセルされることになる。

 

もしあなたがオーダーしたレストランより遠方に住み、かつ外は悪天候、更には現金支払いならまず届けてもらえないと思った方が良いだろう。

 

Uber  Eatsを頼むなら基本はクレジット払いと言うことは覚えておくと良い。

 

・まとめ

 

今回は””近くに配達パートナーがいません”の謎について解説してみたがいかかだっただろうか。

 

「配達員いないとかマジでクソじゃん。働けよ。」

 

と思う人もいるかもしれないが、実は配達員はその間必死こいて街中を激走していると言うことをご理解いただければ幸いだ。

 

全てはお客一人一人の笑顔のために。

 

今日はここまで。